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☆カフェイン(2)

睡眠への影響を知っておいてください。覚醒作用の裏返しです。

就寝1時間前と3時間前に、合計200mgのカフェイン(コーヒー2杯強に相当する)をとると、10分ほど寝付く時間までの時間が長くなり、30分程度、睡眠時間が短くなるという報告があります。

特に、高齢者は睡眠が浅くなり、カフェインの肝臓での代謝も落ちるためにカフェインの影響を受けやすくなります。夜にコーヒーを飲むと、睡眠の質が落ちやすいといえます。

コーヒーを寝る前に飲んでもグーグー眠れる人と、夕方以降に飲むと目が冴えてしまって眠れなくなる人がいます。この違いはどこにあるのでしょうか?

お酒(アルコール)に強い人と弱い人がいるように、カフェインにも強い人と弱い人がいるのです。カフェインが結合するアデノシン受容体に個人差があることが知られています。

カフェインの効果を強く感じて心配な人は、飲む量を控えるかカフェインレスを選んでください。カフェインレスコーヒーもポリフェノールは同じだけ入っています。

更に、カフェインの効果は基礎代謝を上げます。コーヒー3杯程度カフェインを空腹時に取ると基礎代謝は約12%上がり、脂肪燃焼のもとになる遊離脂肪酸が増えて脂肪燃焼が高まります。

それでは、コーヒーからカフェインをとれば痩せるかといえば、そういうことではありません。BMIが30以上の肥満女性に限りでたデーターが、過去にはありますが…。

やはり、ただ飲むだけではやせません。ダイエットしたいなら運動と組み合わせです。次回は「コーヒーは体にいい? 悪い」です。

タグ:カフェイン
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