☆四字熟語 －三寒四温

今週の四字熟語は、「三寒四温」 にしました。

三寒四温とは、冬の時季に三日間ぐらい寒い日が続いて次の四日間ぐらいが暖かく、これがくりかえされることで、冬の季語にもなっています。

手紙などでは2月の挨拶として一般的ですが、最近では3月から4月、春に向けて、だんだん暖かくなっていくという意味の使われ方が増えてきました。

文豪 川端康成の『舞姫』” 寝覚めあさざめ” の作中に、「三寒四温の温に向いたか、近ごろになく、小春日和になりそうな、朝でもあった」という一文があります。

用例としては、最たるものではないでしょうか。立春を過ぎたこの頃、「春は名のみの 風の寒さや 谷のうぐいす 歌は思えど…」 早春賦の歌詞が、頭の中を通り過ぎます。

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