☆母の世界 ☆高校野球-春の北信越
母の世界 (7) 作 元川 芹香
〈ケセラセラ〉
~私が小さい頃、あの人に聞きました。毎日が幸せになれるでしょうか?ケ・セラ・セラ、なるようになるわ。先のことなどわからない。ケ・セラ・セラ~
西洋かぶれの母は、このシャンソンがお気に入り。いつも何かにつけ 「人生ケセラセラよ!」 と片付けてしまう。演歌なんて冗談じゃない。
そっちがそうなら、あなたの愚痴には 「ケセラ攻撃」 でお返ししてやるのだ。
〈水墨画〉
私の記憶にある限り、最初の趣味が水墨画だ。母の父は、書にたけ、詩吟や俳句そして盆栽をたしなんだ教養人だった。
常々 「おじいちゃんは人間として尊敬できる人」 と自慢していた。水墨画なんてのも、たぶんにその影響を受けて始めたのだろう。
その尊敬した父親も86歳で他界。葬式ですすり泣く親族の中、母ひとりだけが 「へぇ~なるほど。いい事言うわねぇ~」 と坊さんの説法にいたく感心していた。
子供ながらになんて冷たい母と思ったが 『親たりとて人間、時がくれば死ぬのよ』 と悟りながら、見送っていたのかもしれない。 <次へ>L
新潟県央工、優勝ならず。
昨日、悠久山野球場行われた、第132回北信越地区高等学校野球大会「新潟大会」の決勝戦、新潟県央工業対中越は4-0で中越が昨年秋に続いて2季連続優勝を飾りました。
両チームは、6月6日から長野県営上田野球場で開催する本大会に新潟県代表として出場します。併せてシード順位決定戦の十日町、上越とともに「夏の大会」のシード権を獲得しました。
〈ケセラセラ〉
~私が小さい頃、あの人に聞きました。毎日が幸せになれるでしょうか?ケ・セラ・セラ、なるようになるわ。先のことなどわからない。ケ・セラ・セラ~
西洋かぶれの母は、このシャンソンがお気に入り。いつも何かにつけ 「人生ケセラセラよ!」 と片付けてしまう。演歌なんて冗談じゃない。
そっちがそうなら、あなたの愚痴には 「ケセラ攻撃」 でお返ししてやるのだ。
〈水墨画〉
私の記憶にある限り、最初の趣味が水墨画だ。母の父は、書にたけ、詩吟や俳句そして盆栽をたしなんだ教養人だった。
常々 「おじいちゃんは人間として尊敬できる人」 と自慢していた。水墨画なんてのも、たぶんにその影響を受けて始めたのだろう。
その尊敬した父親も86歳で他界。葬式ですすり泣く親族の中、母ひとりだけが 「へぇ~なるほど。いい事言うわねぇ~」 と坊さんの説法にいたく感心していた。
子供ながらになんて冷たい母と思ったが 『親たりとて人間、時がくれば死ぬのよ』 と悟りながら、見送っていたのかもしれない。 <次へ>L
新潟県央工、優勝ならず。
昨日、悠久山野球場行われた、第132回北信越地区高等学校野球大会「新潟大会」の決勝戦、新潟県央工業対中越は4-0で中越が昨年秋に続いて2季連続優勝を飾りました。
両チームは、6月6日から長野県営上田野球場で開催する本大会に新潟県代表として出場します。併せてシード順位決定戦の十日町、上越とともに「夏の大会」のシード権を獲得しました。
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