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☆ゆきむら殺人事件 ☆高校野球 -夏の甲子園 ☆BCリーグ -新潟アルビ

ゆきむら殺人事件 第六章 終結 (4) 作 元川 芹香

「その腕の包帯は、もしかしてその時の傷ですか?」 坂口は、田中に巻かれた包帯を指差して聞いた。

≪ええ、その通りよ。人間ってもがき苦しむ時、物凄い力が出るのね。でも、私の力の方が強かったなんて笑い話にもならないわ。ぐったりした店長を床におき、

パンドリー奥まで行って写らないようにカメラの向きをかえたの。調理のとき使うビニール手袋をはめ、店長の手に佐々木のカッターを握らせてから出来るだけ腰を低くして引きずって、

店長室の椅子に座らせた。その後は佐々木が親切にも自分でお膳立てしてくれた。ここ何日かは寝れない日が続いたわ。子供を守るつもりが、逆に苦しめる結果になるなんて≫

田中は事件の全容を話終えると、手で顔を覆い、周囲はばかることなく、さらに激しく泣き伏した。その慟哭に驚いた家族が、部屋の中から飛び出てきた。

坂口は亭主らしき男性に事情を説明している間に、遠くからパトカーのサイレン音が聞こえてきた。その音が次第に大きくなり、この家の前でピタリと止む。

車からあの鈴木刑事が汗を拭き拭き降りてきた。「どうもぉ、先を越されたようですなぁ」苦虫を噛み潰したような形相で、田中達を凝視して言った。

佐々木の供述でおおよそ田中に目星を付けていたこと、中里の爪から本人以外の皮膚組織が検出されたこと、鑑識の結果待ちで逮捕状の請求が遅れたこと等、言い訳がましくまくしたてた。

田中に逮捕状を読み上げて、手錠がかけられた。途端、山崎は堪え切れずそこに泣き崩れた。坂口はその肩を抱え、走り去るパトカーを見送った。 <つづく>

新潟県央工4回戦へ。ベスト8をかけ、今日長岡大手と。

昨日、五十公野で行われた3回戦、新潟県央工 vs 十日町は6-3で新潟県央工が、長岡大手vs 柏崎工は6-1で長岡大手が勝ち4回戦に進出。22日12:30、悠久山でベスト8をかけます。

BCリーグ 対信濃グランセローズ戦16-1で新潟アルビレックスBCが大勝。

21日13:00 から糸魚川市美山球場で行われた、新潟BC vs 信濃GSは16−1で新潟が大勝しました。後期戦の勝率は.400とやや戻しましたが、上信越地区では依然として最下位です。

勝ち投手は、ご当地出身の田村選手(5勝2敗0S)。野呂選手に2号と、デニング選手に8・号が出ています。

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