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☆今日は何の日 -二十日正月 -大寒

今日は二十日正月で、暦の上では大寒です。

「二十日正月」とは、正月の終りとする節日で、祝い納めとして仕事を休む物忌み*の日とされています。

こちらのお正月は「塩引き」(新巻鮭のこと)を食べる習慣です。正月中に食べた塩引きを骨まで残さず食べ尽くしてしまうことら、二十日正月を「骨正月」と呼ぶことが生まれています。

魚と言えば最後に残るのは骨と頭、ということから骨正月のほかに、「頭(かしら)正月」と呼ぶ地方もあるそうです。

新潟県村上では、この地方を救ってくれた鮭に切腹させてはならないと、武士になぞらえ鮭のお腹は全て切らず、中ほど一部を残して作るのが伝統となっています。

現在、鏡開きは11日に行われることがほとんどですが、元々はこの日だったそうです。武士の家では、鎧兜・具足に供えた餅を雑煮に入れて「具足開き」などと呼んで食べたようです。

また、二十日(はつか)という言葉にかけて、刃柄(はつか)を祝うとされていました。「武士」パート2として掲載しました。

一方「大寒」は二十四節気の一つで、毎年1月20日ごろです。また、この日から立春までの期間も大寒といい、このころは一年で寒さが最も厳しくなる時季です。

『暦便覧』では、「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と説明しています。武道や芸事では、技術向上や精神鍛錬を目指した「寒稽古」がこのころに行われます。

かつて寒稽古は、最も寒気の厳しい夜明け前後に行われていましたが、大寒の前後に行われる稽古をいうようになりました。
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*物忌みとは、三省堂大辞林によれば、祭事において神を迎えるために、一定期間飲食や行為を慎み、不浄を避けて心身を清浄に保つこと。斎戒、斎忌。ほかが記載されています。

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