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☆縺れた綾糸 ☆高校野球 -秋の北信越大会 ☆BCリーグ -新潟アルビ

縺れた綾糸 (7) 作 元川 芹香

びっくりして逃げるようにその場を後にした剛。由紀子は泣きながら自分の部屋にとじこもった。その部屋の外では、怒りおさまらぬ誠治が節子に矛先を変えていた。

「お前の育て方が悪いから、ああなるのだ!いいか、由紀子をしばらく絶対に家から出すな」 「そんなこと言ったって、学校があるじゃない」と節子が誠治の難癖に困り果てて言葉を返す。

「学校なんか、行かせなくたっていいんだ!」 と喚く声が広い家の中に響き渡った。

その後も由紀子は幾つかの恋愛をする。しかるところうまくいくかどうかは、常に誠治の手の中にあった。

由紀子の恋愛の相手は、あの父の眼にかない、家業を継げる男と決められた。由紀子が誰かを好きになるたび、ことごとく誠治に妨害された。

父誠治の呪縛から逃れられないとあきらめ、その後は彼の描いたシナリオ通りに歩もうとする。高校を卒業し、父の決めた東京の女子大に進学した。

一時でも誠治から開放されると喜んだ由紀子だが、併設する女子寮に入寮させられる。考えていた程最適な学生生活ではなかった。

全てが父の意のまま、背く事すら到底出来なかった。が、今までの恵まれた生活は捨てられない。自由と富を天秤にかけながら、自分にとって何が一番、得なのかを考えるようになる。

同時に、自分の思い通りにしようとする誠治に対し憎悪が芽生え始めた。反面、憎めば憎む程そこには異常とも思える独占的な父性愛を求める由紀子がいた。 <つづく>

新潟県央工、県大会へ。

柏崎佐藤池野球場でおこなわれた3回戦第3試合、新潟県央工vs 見附は11-0(7回コールド)で、新潟県大会に進出しました。県大会初戦は20日12:30から、同野球場で北越と対戦します。

投手王国新潟、セーブ王も羽豆。

昨日15日、長野オリンピックスタジアムで行われたBCリーグ上信越地区後期最終戦、信濃GS vs 新潟BC12回戦は9-1で信濃が勝ち、対戦カードは新潟の4勝6敗2分でシーズンを終わりました。

新潟は上野から佐々木-渡邉(雄)-山岸-山口とつなぎましたが、敗けは先発した上野投手につき5敗(4勝0S)目。プレーオフを見越したリレーだったかと思われました。

また、セーブ王をかけた最終戦、信濃の篠田、新潟羽豆投手ともに登板機会がなく、14セーブポイント上げた羽豆投手が2014年シーズンのタイトルを獲得しました。

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