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☆縺れた綾糸 ☆高校野球 -甲子園大会

縺れた綾糸 (3) 作 元川 芹香

野心にあふれる誠治は代々続く旅館経営では物足りず、大学卒業するとすぐリゾートホテルや飲食業など事業を拡張した。仕事に没頭する中、父の知人の紹介で節子とお見合い結婚する。

時立たずしてホテルでフロントを勤めていた従順でおとなしい真理とも関係を持つようになる。真理とって誠治は初めての男だった。

「あなた、今度こそ生みたいの!もう絶対おろしたくないわ。次またおろしたら、先生が一生子供を生めなくなるって…」 と目を潤ませながら誠治に懇願した。

「そうか!じゃあ、頑張りなさい」 誠治は淡々と答えた。それから真理に男の子が生まれた。由紀子より5才下の我が子に 『誠一郎』 と名付け、毎週土曜日には別宅で一日を過ごしている。


セーラー服がういういしくなった由紀子が、中学校の理科の遺伝子の授業で何度も首をかしげていた。「どうしたの?」と、となりの子が声をかけていた。

「おかしいなぁ?私の母と父は0型で、私AB型。だったら私生まれるはずないんだよね」 「ゆきちゃん、きっと勘違いしているんだよ!」と、軽くかわされたが由紀子。

そのままほっておけず、帰ってすぐ節子にその事を話すと、顔色を変えると「あら本当!もしかしたら、誰かの血液型が違うのかもしれないわね?」 とはぐらかされてしまった。

『これ以上この話をしてはいけないんだ』と察した由紀子は、その時から一人悩み始めるのだった。 <つづく>

日本文理、東邦に3-2。ベスト16へ!

昨日行われた甲子園大会8日目の2回戦第2試合で、日本文理は東邦(愛知)を3‐2で降しベスト16に進出しました。

3回戦の組み合わせは、21日(11日目)第1試合8:00から富山商と北信越地区同士の対戦となります。今年春の北信越大会決勝戦で対決し、日本文理が12-7で勝ち優勝を果しています。

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